2013年6月10日月曜日

特許調査の必要性

■ 特許調査の必要性

 技術開発を行う、新製品を開発する、などの場合は、事前に関連する分野の特許を調べておく必要があります。

 すでに他社が特許を取得しているなら、その技術は保護されているため、実施できません。特許調査を行わずに開発を進めていたら、それまでの時間やコストが無駄になってします。

 また、他社の特許を知らずに実施していたとしたら、特許侵害で訴えられ、大きな損失をこうむる可能性があります。

 不必要な時間とコストのロスを避け、トラブルを回避するために、ぜひ企画の段階で特許調査を実施しましょう。


■ 技術者による特許調査の利点

 最近は、発明者に特許調査を義務付けている企業が増えているようです。詳細な調査は、特許に詳しい知的財産担当者や調査会社に依頼するとしても、最初の調査は発明者である技術スタッフが行います。

 自分のアイデアと類似した先行技術がないかチェックし、もし先行技術が見つかれば、そこであきらめてしまうのではなく、その技術をベースにしてもっと新しいアイデアを生み出すきっかけにすることができます。

 また、技術者が特許書面を通じて他社の技術を目にすることで、知識の幅を広げ、特許に対する意識を高めることができます。

 もしかしたら、「こんな技術が特許になっているんだ。自分なら同じ課題をもっとうまい方法で解決することができる」など、新しい発明のタネを見つけることができるかもしれません。


■ 特許調査の省力化 1.数値&単位

 ぱっとマイニングJPは、特許調査を効率よく進めるために活用することができます。

 たとえば、「数値&単位」で公報を抽出することができる機能を搭載しています。



 ①抽出したい数値を入力、②単位を指定、③抽出条件を「と等しい」「以上」「以下」「から」のいずれかから指定します。

 例:「10」を入力し、「ミリメートル」「と等しい」を選択した場合は、「10ミリメートル」「10mm」「1センチ」「1cm」のいずれかを記載した全ての公報が抽出されます。

「以上」または「以下」を選択すると、指定した値以上または以下に含まれる、全ての数値を含む公報が抽出されます。

「から」を選択すると、入力枠が2つ表示されます。「から」の左側に最小値を、右側に最大値を入力することで、その範囲における全ての数値を含む公報が抽出されます。

 
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